2013年3月4日月曜日

昆明のコンビニ

昆明に着いた。
時間は21時過ぎ。
昆明を出発するのは、翌昼過ぎの14時。

幸い夜だったので、適当に出発フロアの端っこに寝袋を広げ、眠くなるまでもらった本を読んでいた。

ノドが乾き、うろつき始めたのは23時近く。
下に降りると、「便利店」という看板が見えた。漢字万歳である。

そのコンビニでは、一つしかないレジに10人くらいたかって、あーでもないこーでもない言いながら、売り上げを数えていた。
全く僕に気づかない。

声をかけると、一斉に僕を凝視。
少したじろぎながら、ドルは使えるか尋ねる。生憎元は持ち合わせてなく、替える気もなかった。

「どる?」と一人が聞き返してきた。
「アメリカンマネー。」と言い直すと、
「おーあめりかんどるぅ!イエス。使える」
だって。ほんとかよ。

とりあえずミネラルウォーターを2本レジへ持って行き、「How much?」と聞くと、
「…1dollar…笑」

なんだよその含み笑い!

と思いながらも、1ドル差し出すと、受け取るなり一同爆笑。

「これが1ドルだってさー!ウケるwダサすぎwww」
みたいな感じでみんなで1ドル札を回して、すかしてみたりしてた。

愉快愉快。
これは1ドルの価値も絶対わかってないな。損したのか得したのかわからんけど、そのゆるーい適当な感じが、微笑ましくて、和んだ。
だからよし。

お前そのボリュームだったら電話なくても相手に届くぜってくらい大きな声で電話するおばさんのダミ声を子守唄に、眠る。
たまにそうじのおばちゃんが容赦なく掃いてくるけど眠る。

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