2月20日、雲の上で、僕は最初の日記を書いていた。
これから中国で2回乗り継ぎ、最初の目的地、ネパールのカトマンズへ向かう。
2回目の乗り継ぎ地昆明では、17時間もの長い時間がある。
よって、カトマンズにつくのは翌日21日の午後だ。
旅が始まったような、でもまだスタート地点に立っていないような、中途半端な状況に比例して、僕の心情も心許なさと興奮の間にあった。
1年。この身一つであてもなくさすらう。ただひたすらに。
自分の足と意志がつながってないような気がして、自分の目に映るものと現実が一致してないような気がしていた。
でも、そのズレを修正するには十分すぎるほど、僕の最初のフライトは長かった。
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